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2010-07

2010-07-03

アナバス(キノボリウオ)

ベタなどのある意味知性を感じるアナバスの亜種でありながら、グラミーのような大人しさはなく、食方向が突出した暴れん坊。なので餌付けも簡単、餌も選ばず、というニクイ奴。それでも“底なし”ではなく、満腹感は知っているみたい。
餌を与える瞬間はまさに犬のよう。お座りして待つ的な。水面近くで上向いて待ってる。じらすとジャンプする。
虫も食べないような顔して、何でも食べちゃう肉食魚。・・・というよりも、口に入るものは何でも食べちゃう。
乾燥赤虫のような流れる餌に対してはスネークヘッド的ハンターな片鱗をうかがわせる。スポイトで吸い付けた餌も差し出すとパクッと食べるし、馴らせば手から食べます。
アロワナでもガーでもスネークヘッドでも、食にうるさいことがあるけれど、こいつは皆無。何でもきれいに食べちゃう。ごはんつぶ残さないタイプ。
朝はフレーク、昼は赤虫、夜はキャット、が、この子のメニュー。
この子は・・・もぅホント、落ち着き知らずで、じっとしているなんて事がないくらい遊び好き。シャワーパイプの泡に戯れ、フィルターに威嚇し、ジャンプしては頭をフタにぶつけてる。とにかく、ひたすら泳ぐ。それも周期性のない速い泳ぎを、壊れたか?くらい泳いで泳いで泳いで泳ぎ続けて・・・・・・休んでる。休む時はいつも定位置。人影が近づくと「えさ?えさ?えさ?」と水面近くまで急上昇。貰えないと急降下着陸。まあるい目玉をキョロキョロさせてる。たまに泳ぎながら額関節を外したかのような大きな口を開けてる。更に自分の目の玉ほどの大きさの気泡を口からパパッパパパパパパッと8つくらい吐き出して・・・眺めてる。・・・かと思えば、底を這ってる。
イメージ的には、プラーチョンとオセレイトSHとオスカーとトーマシィとコリドラスを足して5で割ったような魚。
おっとりさん・・・ではない。・・・むしろ、ダンサー。
おてんば、などではなく、むしろヤンキー。
白のセーターは着ない。むしろ白のオーバーオール。
さらさらロングではなく、むしろキンパツそばーじゅ。ポニーテールも似合う。
好奇心旺盛で、綺麗なくせして凶暴。でも実はビビリ。
やっぱりこの魚は、極めて野性的・・・というか自然児?なのだと思う。
タイ等では食用として重用されていて、なかなか美味らしい。
日本的に言えば・・・鮎を飼っている、といったところか。
陸上を歩く魚なので、唯一“握手でバイバイバイ”のできる魚。
魚と散歩も夢じゃない。
木登り魚といえど木には登らない。僕は煽てられるとすぐ木に登ります。ブヒ
今まで色々な魚種を飼育してきたけれど、このキノボリウオは、 “The・魚”という匂いをぷんぷんさせて“個”よりも、強い“我”を感じる、なかなか面白い子です。観ていて飽きない。
うちの子はピンクと白で桃みたい。この色で泳ぐ姿を観ていると、昔のわんぱくフリッパーのおもちゃを思い出すんだけど。。。顔・形・色と、性格も好きな魚です。

by 伊布繕晃

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